カプレーゼの呪い



さてここは下倉の山の上にあるレストラン「ランプ」。
分厚いステーキが自慢の小さなお店。

でもあんまり高いのを食べるといつも頑張って働いてくれている母さんに悪いから、おれラーメンでいいや。

そんな優しい心の少年、悩んで悩んで我慢してついに負ける。


すす、すみません
みんなと同じのもう1つ。単品で。
力強く押された左手のボタン。そこだけ温度が上がっていた。


そして少年の心にいたはずの母さんはずっと奥にしまい込まれてしまった。
もう誰も彼を止めることはできない。


んでデザートも食う。


【そのころ】
すでに食べ終わったコーチたちからおこぼれのエサをもらったが、箸もないし人数分にも満たない。
父さん母さんは中心に置かれたカプレーゼをただ眺めることしか出来なかった。

これがいずれ語られるカプレーゼの呪いという事件のきっかけである。

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